第69回全日本大学空手道選手権大会女子団体組手

押忍。

四年マネージャーの炭田です。

本日は、11月16日に日本武道館で開催された「第69回全日本大学空手道選手権大会」女子団体組手の結果についてご報告いたします。

女子団体メンバー

向後芽衣(4年)/千葉満利愛(3年)/増森寧(3年)

本條雪華(2年)/久保田歩(2年)/成澤美咲(1年)

2回戦(初戦) vs 天理大学

女子の初戦は、天理大学です。

先鋒・久保田(2年)は、持ち前のリーチの長さと足技を活かして攻め続けましたが、間合いを詰めた際に相手の上段突きをもらい先取を許します。最後まで果敢に攻め続けるも0-1で惜敗。次鋒・向後(4年)は、相手の猛攻を冷静に見切り失点を抑え、0-0の引き分けで大将へと繋ぎます。大将・千葉(3年)は、開始20秒で素早い上段突きを決め先取。その後も大技を決め、8-0で快勝しました。

3回戦 vs 日本体育大学

先鋒・成澤(1年)は互いに見合う展開となり、0-0の引き分け。次鋒・本條(2年)は圧をかけ続け、間合いを詰めて放ったワンツーで先取。その後も集中を切らさず技を出し続け、2-0で勝利。大将・千葉は、残り20秒で相手の大きな動きを逃さず中段突きを決め1-0で勝利。4回戦へ進みます。

4回戦 vs 近畿大学

先鋒・成澤は、相手が攻めた瞬間を中段突きで先取。その後に1点を返され1-1となりましたが、先取していたため勝利。次鋒・千葉は互いに見合う状態が続き、0-0の引き分け。大将に勝負を託します。大将・本條は、攻めた場面を返され失点。上段突きで1点を返すも逆転には届かず、1-1の先取負け。勝敗は代表戦へ。代表に選ばれた千葉は、互いに攻め続けるも点につながらず0-0で判定へ。副審の旗が2-2に割れ、主審の判定により準決勝進出が決まりました。

準決勝 vs 帝京大学

先鋒・成澤は序盤で連続失点するも、落ち着いて中段突き・上段突きを決め点を取り返します。残り15秒を切っても激しい攻防が続きましたが、最後まで守り切り6-5で勝利。次鋒・千葉は、相手の前蹴りで2点を取られますが、離れ際の上段突きで1点を返します。その後も攻め続けるも1-2で惜敗。大将・本條は最後まで果敢に攻め続けましたが、相手に点を重ねられてしまい0-7で敗戦。

悔しくも 3位 となりました。

女子団体組手は、法政大学として史上初となる全日本3位という快挙を達成しました。

数年前は団体メンバーが2人しかおらず試合すら難しい時期もありましたが、今では熾烈なメンバー争いが生まれるほど成長しました。女子のみの練習も行えるようになり、チームとして大きく変わりました。そして、わずか数年で全日本の表彰台に立つまでに成長したことは本当に素晴らしい成果です。

向後を中心に新たな練習方法を取り入れ、ノートを使い戦略・対策・反省を積み重ね、勝利に向かって努力を続けてきました。女子チームは本当に仲が良く、いつも和気あいあいとした雰囲気で練習に取り組んでいます。この仲の良さは、どのチームにも負けない 法政の誇り です。

先輩方から受け継いだ「女子の色」を次の世代も引き継ぎ、次こそは優勝を勝ち取ってほしいと願っています。

4年間、チームのムードメーカーとして皆を笑顔で包んでくれた向後。強豪校出身の新入生が次々と入部してくる中でも、メンバーの座を守り抜きました。全体練習が終わっても自主練をやめず、部のオフの日でも男子主将・庄山と共に練習を重ねていました。その継続の力が、今回の結果に繋がったのだと思います。辛い顔を見せず、いつも笑顔で努力する向後は、私にとって本当に尊敬する仲間です。4年間、本当にお疲れさまでした‼︎

法政大学女子はこれからも大きく成長し続けます。

今後のさらなる活躍にご期待ください。

今後とも法政大学体育会空手部へのご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

押忍。

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