第68回全日本大学選手権大会

押忍。4年マネージャーの工藤です。
今回は11月17日に日本武道館にて開催されました、第68回全日本大学選手権大会についてご報告させていただきます。

【女子団体組手】
まず女子団体組手についてご報告させていただきます。
1回戦は対松山大学で、
先鋒は白澤(4年)、中堅:久保田(1年)、大将:本條(1年)で挑みます。
白澤は上段突きや中段突きを決めて勝利し、続く久保田、本條も流れに乗ります。突き技だけでなく蹴り技での攻撃を続け、それぞれが2-0、4-0、8-0と相手に得点されることなく快勝しました。

2回戦目は対関東学院大学でした。
先鋒は千葉(2年)、中堅:向後(3年)、大将:反町(2年)と、1回戦とは異なるメンバーで挑みます。
中堅:千葉は相手に攻撃の隙を与えずに上段突きで得点したのち、攻めの姿勢を保って上段蹴り、中段蹴りを決めます。7-0と余裕を見せながらの快勝となりました。
中堅の向後はコーナーで圧をかけながら、中段蹴りで先取します。しかし、その後得点をリードしていたものの、反則となり惜敗しました。
続く大将:反町は相手の攻撃に合わせた中段突きや上段突きで得点し、2-0で安定した勝利を魅せました。3回戦進出です。

3回戦では近畿大学との対戦です。先鋒:向後は、相手の上段突きに対応しきれず先取されます。向後も対抗して、積極的に技を仕掛けますが決めきることができません。その後も攻防を繰り返すも相手の攻撃姿勢は崩れず、得点を許し、0-2で敗退となりました。
中堅:千葉は相手と見合う場面が多い中でも、圧をかけながら攻撃し、積極的な姿勢を見せました。しかし得点には繋がらず0-0の引き分けです。
勝敗を決める大将久保田は、相手の攻撃も上手くかわし得点されることなく試合は進みます。また、突き技だけでなく得意の足技で、何度も果敢に攻める姿勢をみせました。しかし、得点につなげる事は難しく、千葉と同様0-0での引き分けとなりました。

そして、女子団体組手は惜しくも3回戦敗退という結果でした。今年度の大学試合は本大会で終了ですが、数年前と比べると着実に目に見える結果として、今までの成果が現れた1年間でした。来年度からも個人・団体共に優勝を目指して、選手一同精進してまいります。

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【男子団体組手】
続いて、男子団体組手についてご報告させていただきます。


初戦の2回戦目は対福井大学です。
先鋒:阿部(2年)、次鋒:田中(4年)、中堅:庄山(3年)、副将:菊池(3年)、大将:三川(3年)の5人のメンバーで挑みました。本大会トップバッターとなる阿部は、相手の攻撃に対応し、上段突きの返し技で先取します。その後も相手の態勢が崩れた瞬間を狙った突き技で得点し、3-0で勝利。次鋒へ繋げます。
 続く田中、庄山も先取すると相手からの攻めの姿勢を利用し、出合いの中段突き等、次々と得点していきます。常に隙を見せることなく両者ともに6-0で、秒数余りの快勝となりました。
 初戦の為、副将:菊池と大将:三川も続けて対戦します。
副将:菊池は相手の得点を許すも、力強い足技や得意の中段突きで得点に差をつけ、6-2で勝利。
大将:三川は開始後すぐに上段突きで攻め込み先取。また、相手の態勢が崩れた際も見逃さずに一本決めます。その後も自分のペースを崩すことなく、1分30秒余りで6-0の快勝となりました。
5人とも安定感のある試合を見せ、好調な出だしとなりました。



続く3回戦目は、拓殖大学との対戦です。
今回の試合は、すべて一回戦と同様の対戦メンバーで挑みました。
 先鋒:阿部は自分の体制が崩れた際にも隙を見せず、長いリーチを活かした突き技で得点。0-5で勝利しました。
 続く田中は互いに見合うシーンが多く、終盤まで試合は動きません。しかし相手の足技に合わせた上段突きで、残り僅か一秒で先取。勝利しました。
 中堅:庄山は、中段蹴りと上段突きの組み合わせで畳みかけ、突き技の先取。その後、相手に得点を許し同点に並ぶも、相手の攻撃間の隙を狙って上段突きを決めます。3-2で勝利しました。
4回戦へ進出です。

4回戦目の対戦校は、明治大学でした。
先鋒:阿部は、コーナーから突き技の連続で先取します。また、相手の蹴り技で崩れた姿勢も見逃すことなく、上段突きで得点。その後相手の得点を許しますが、リードを保ち2-1で勝利、本大会も安定感のある試合をみせました。
次鋒:田中は互いに攻防が続き、どちらも点に繋がらずに試合は終盤へ。しかし、10秒を切ったところで僅かに出遅れ先取を許してしまいます。その後は点を取り返すことができずに0-1で敗退です。
中堅:庄山は、果敢に攻めるも対応され先取を奪われてしまいます。突き技で取り返すもリードを巻き返すことができず、2-2の同点で惜しくも敗退しました。
副将:菊池は、相手の間合いに素早く入り込むと中段突きで先取します。その後も対応に回るのではなく攻めの姿勢を保ち相手に得点の隙を与えませんでした。1-0の勝利で、大将戦に繋げます。
大将:三川は、突き技・蹴り技を仕掛けるも、間合いに入り込まれて体制を崩し、一本を取られます。突き技で取り返すも、打ち合いになった際ほんのわずかに出遅れ、得点は相手に入ってしまいます。最後まで粘り強く攻め続ける姿を見せるも、点差を埋めることは敵わず敗退しました。
男子団体組手の最終結果は4回戦敗退となりました。

本大会では、登録メンバーである田中や平賀、白澤をはじめ、4年生最後の大学試合となりました。特に男女主将の二人は、練習することもままならないコロナ禍で入部した過去がありながら、今ではチームを引っ張る立場を全うしています。4年間で、いつでも優しい先輩と、素直で元気いっぱいの後輩に恵まれました。そしてチームを支える選手の層が確実に厚くなっていることを実感しています。私自身も、4年間このチームを側で応援できたことが誇りであり、少しでも皆さんの力の足しになっていたなら光栄です。
本当にありがとうございました。

来年度からの彼らの活躍にもご期待ください!
今後とも法政大学体育会空手部のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。


押忍。

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