押忍。2年マネージャの工藤です。
今回は兵庫県の姫路市立中央体育館で開催されました、第66回全日本学生空手道選手権大会についてご報告させていただきます。
本大会は、
形:工体連から吉田(3年)
組手:体育会から伊藤(4年)、加藤(2年)、庄山(1年)の3名と、
工体連から古賀(4年)、松崎(3年)、佐々木(3年)、平賀(2年)、田中(我)(1年)、髙野(1年)、三川(1年)の7名で
計11名が出場致しました。
形の吉田は第1ラウンドでエンピをうちます。しかし第2ラウンド進出には及ばず、悔しい結果となりました。
組手は、今回はベスト64以上の選手を御報告をさせていただきます。
まずは2回戦目からスタートの松崎です。この試合では相手に点を取られることなく点差をつけて快勝します。3回戦目では相手に先取されましたが、その後同点に並びます。しかし試合終了間際、相手に得点を許しベスト64という結果に終わりました。
田中(我)は1回戦目、相手に同点に並ばれた状態で先取を取り消されてしまいます。しかしうまく隙を狙い、中段突を決めて勝利しました。そのまま2回戦目は不戦勝となり3回戦目へ進みます。3回戦目では相手に詰められ先取されるものの、その後上段突きで点を取り返します。しかし再び技を決められてしまい、そのまま逆転することはできずに惜しくもベスト64となりました。
また、古賀は3回戦目までは一度も相手に得点を許すことなく快勝し、余裕を見せながら順調に4回戦に進みます。しかし4回戦目では相手に上段突きと中段突きを決められてしまいました。反撃を試みるも、うまく間合いを詰められず技がなかなか決まりません。そしてそのまま試合は0-2で敗戦、ベスト32となりました。
ここからはベスト4の伊藤と庄山に焦点を置いて御報告させていただきます。
まずは1年庄山です。
1・2回戦目では突き技も蹴り技も次々に繰り出し、時間を余らせての快勝、余裕を見せました。
3回戦目でも積極的な攻撃と素早い対応でどんどん点差を開かせ、6-1で快勝、続く4回戦目は畔上(駒澤大学)を相手に先取。そのまま2連取し、相手に点を与えないまま3-0で試合終了、順調に勝ち進みます。5回戦目では近畿大学の加藤を相手に上段突きで先取しました。しかし残り15秒切ったところで相手に2連取を許してしまい、緊張感がさらに高まります。それでも庄山は、さらに2連続で得点し、3-2で勝利してみせました。
準々決勝は近畿大学の岩崎との対戦です。互いの攻撃がなかなか得点に繋がりませんでしたが、庄山が中段突で先に得点します。その後相手の積極的な攻撃が続くものの、うまく相手の隙をついて得点し2-0で勝利、見事準決勝進出を決めました。
準決勝では国際武道大学の池澤との対戦です。先に相手に2連取されますが、上段突きを決めて相手の点数を追いかけます。しかし、相手の攻撃に対応しきれず突き・中段蹴りを決められてしまい、点差は開いていきます。庄山は突き技・蹴り技共に使って粘り続け、中段突で得点しますが点差は埋められないまま、試合終了となってしまいました。庄山の結果はベスト4となります。
次に4年・伊藤(颯)の試合結果の御報告です。
伊藤も庄山同様、2・3回戦目は多彩な攻撃で時間を余らせて快勝し、余裕がみられました。続く4回戦目の先取は伊藤でした。試合中盤に上段蹴りで逆転されますが、その後上段蹴りを決め返し3-4で勝利します。5回戦目では近畿大学工学部梶村との対戦です。先取するもC-2が3つになり、逃げられない状態となります。それでも相手に点を取られることなく伊藤が得点し続け、3-0で快勝しました。
準々決勝では近畿大学の中村との対戦です。はじめは互いに中段突きを決めて1-1となり、その後相手に先取されます。しかし相手を崩したり、近間になった際に多く攻撃し点を取り返します。相手も時間ギリギリまで攻め続けますがそのまま逃げ切り4-3で勝利、準決勝進出を決めました。
準決勝は近畿大学工学部の山内との対戦でした。先取は山内で、接戦を繰り広げました。途中伊藤が中断蹴りで逆転、それを上段蹴りで取り返され、伊藤も上段蹴り…と互いに譲らず一進一退の攻防を繰り返していきます。しかし最終的には相手がリードしている状態から抜け出せず、点をさらに離されてしまい8-11で惜しくも敗れ、ベスト4という結果となりました。
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本大会ベスト4の庄山晃太と伊藤颯輝にインタビューをさせていただきました。
《庄山晃太》
⑴準決勝にどんな気持ちで挑んだか
ここまで来たから、思いっきり、自分の力を出し切ろうと思って挑みました。
⑵準決勝を終えてベスト4が決まった時の心境
負けた瞬間、悔しいという気持ちと同時に、疲れたという気持ちもありました。憧れの伊藤颯輝先輩と一緒に3位を取れて嬉しく思っています。
⑶秋や来年の試合に向けての意気込み、目標
この結果に慢心せずに、1試合ずつ着実に勝つ選手になりたいです。秋の試合、来年の試合は今年よりいい結果を出せるよう頑張ります!
《伊藤颯輝》
⑴準決勝にどんな気持ちで挑んだか
ベスト4以上の順位が確定したこともあって満足したし、落ち着いていたと思う。
⑵準決勝を終えてベスト4が決まった時の心境
特に思うことはなかった気がするけど、庄山が別の山で勝ち上がってくれていたから、一緒にベスト4になれてよかったなって思う。
⑶秋や来年の試合に向けての意気込み、目標
団体メインの試合が増えるからそこで優勝したい。良いメンバーが揃っているので、取れると思う。
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本大会では、昨年と比べても法政から多くの選手が出場しました。それぞれが掲げた目標と結果から、自信がついた点、反省点が多く見つけられる1日となりました。それが秋の団体戦に活かせるように日々練習に励んでまいります。
ご声援ありがとうございました。今後とも法政大学体育会空手部を宜しくお願い致します。