第32回東京六大学空手道大会

押忍。4年マネージャーの工藤です。

今回は、令和6年4月21日に法政大学にて行われました、第32回東京六大学空手道大会についてご報告させていただきます。本大会では、【組手】女子団体・男子団体・女子個人3名・男子個人3名、【形】1名

が出場しました。

【女子個人組手】

個人組手には増森(2年)、本條、久保田(1年)の3名が出場しました。

本條は、1・2回戦共に相手に得点されず、突きの攻撃で点差を開き、2-0、3-0で余裕を見せます。続く平岩(立教)との準決勝でも落ち着いた様子で得点し、3-0で勝利。圧倒的な実力を見せ、決勝戦に進出します。

1年久保田と2年増森は、同じBコートでの対戦でした。双方ともに初戦から相手に得点されず、判定に持ち越されることがありながらも、順調に勝ち進みます。準決勝では二人の部内戦となり、長いリーチを生かし突きで攻める久保田と、上段蹴りをきめ、点差を保つ増森がお互いに譲らない展開となりました。最後には増森が5-3で勝利、本條との決勝戦に進出しました。

決勝戦では、本條と増森による部内戦でした。本條は準決勝までの勢いを保ち、突きで先取します。しかし、増森はうまく得点につながる攻撃を繰り出すことができずに試合は終盤へ。本條は突き技だけでなく足技もうまく使い中段蹴りもきめ4-0で本條の勝利となりました。

本大会での女子個人組手は、優勝:本條、準優勝:増森、3位:久保田という輝かしい結果となりました。

【女子団体組手】

リーグ戦の初戦は早稲田大学です。先鋒:本條が果敢に攻めるも得点とはならず、0-0の引き分けに終わります。続く久保田は長いリーチを生かし突き技で2-1で勝利、大将戦に繋げます。大将:千葉もお互いに点を譲らず、0-0で試合終了、団体としては法政大学が勝利しました。
立教大学では、先鋒:白澤、中堅:本條、大将:千葉、共に一点も譲らず、そして攻め切ることができず全員が0-0の引き分けで終了します。

続く慶應義塾大学戦は、先鋒:白澤が相手に上段突きを許し、0-2の点差で敗れました。しかし、中堅:久保田、大将:増森は相手に得点させず、突きや蹴りを次々と繰り出し8-0、6-0で快勝、余裕を見せながら団体としても勝利に導きました。
そして最後の東京大学戦は、相手選手が棄権となり先鋒:向後のみの対戦でした。落ち着いた様子で技を繰りだし、最後には上段蹴りで得点、8-0で快勝となります。

総当たりの結果、立教大学と勝利数が同じ状況となりました。しかし、勝利した人数比で数えたところ、立教大学の方が勝利人数が多いため1位となり、法政大学は2位という結果に終わりました。

【男子個人組手】

男子個人組手は、近藤(2年)、鈴木(1年)、倉田(1年)が出場しました。
近藤はシード権で1回戦を突破して、初戦となる第2回戦。相手が上段を攻めてくる中、中段突きで素早く合わせリード。その後一点取られるも5-1で勝利。続く3回戦、相手に上段突きで先制点を許すと、その後取り返すことができず0-1で敗戦。
鈴木は初戦、上段突きで相手に先制され3点リードを許すと、その後突きで攻め1点ビハインドにまで詰め寄ります。しかし、その後相手にさらに得点を許し2-5で敗戦。


倉田は1回戦、相手とお互いに一歩も譲らず勝敗は判定に持ち越し。判定で見事勝利し、2回戦に進みます。2回戦、最初に上段蹴りを決め流れを掴むと、その後も突きで得点を重ね6-0で勝利。3回戦は初戦と同じくお互い譲らぬ展開に。判定に持ち込み勝利。準決勝では、上段突きで先制すると、その後相手に2点取られ遅れを許してしまう。しかし、残り1秒で諦めず技を決め2-2となり先取で勝利。決勝では、相手に先制点を許すと、取り返しリードする。
しかし、その後逆転を許し3-3まで持ち込むも、相手の先取により敗戦。準優勝となりました。

【男子団体組手】

初戦の相手は早稲田大学。先鋒:阿部(2年)が上段蹴りを2本も決め7-0で快勝すると、次鋒:田中(4年)が上段突きと中段突き2点を取り最後まで守り抜き2-0で勝利。中堅:庄山(3年)は蹴り技で攻め7-0で勝利。副将:熊谷(3年)は突きでポイントを重ね、相手に取られることなく2-0で勝利。大将:三川(3年)は先取を取るもその後取り返され同点になるも再びリードし2-1で勝利。5-0で法政の勝利。
二戦目は立教大学。先鋒:菊池(3年)が5-1で、次鋒:阿部が6-0で、中堅:庄山が5-1で大幅リードし勝利。続く副将:三川は接戦を制し2-1で勝利。大将:熊谷は中段蹴りも繰り出し3-0で勝利。二戦目も5-0で法政の勝利。
三戦目は明治大学。先鋒:阿部が4-0で快勝するも、次鋒:田中が0-1で敗戦。中堅:庄山は接戦を制し3-2で勝利。副将:熊谷は0-0の引き分けに持ち込むと、大将:三川は0-2で惜しくも敗戦。2-2で引き分けとなります。

四戦目は東京大学。先鋒:菊池が6-0の快勝を納めると、流れは法政に。次鋒:倉田(1年)、中堅:鈴木(1年)も6-0で勝利。副将:平賀(4年)も上段蹴りを決めるどし6-2で勝利。大将:髙野(3年)も突きでポイントを重ね5-1で勝利。5-0で法政の勝利。
五戦目は慶応義塾大学。先鋒:阿部が5-1で勝利すると、続く次鋒:田中も2-0で勝利。しかし中堅:庄山が2-4で敗れる。副将:熊谷が2-1でリードしていたが、反則負けとなってしまう。そして、勝敗が託された大将:三川が6-1の快勝。3-2で法政が勝利。
男子団体組手で法政は見事優勝しました。

【形】
本大会では、各校1名ずつ形の演武を披露しました。法政大学からは太田真生(1年)がパープーレンを演武します。一年生でありながら堂々とした力強い技を魅せ、周囲の目を引き付ける演武となりました。

本年度の東京六大学戦は1年生も加え、新しい体制での試合となりました。また、法政大学が主幹校として選手・OBの先輩方等、多くの方々にご支援を頂き、無事終了することができました。有難う御座いました。
5月に控えている東日本大会、関東個人戦に向けてチーム一丸となり、すべでの大会で優勝を目指し、日々の稽古に励んでまいります。
本年度も法政大学体育会空手部のご支援・ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

押忍。

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